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損をして覚える株式投資 (PHP新書)

損をして覚える株式投資 (PHP新書)
邱 永漢
損をして覚える株式投資 (PHP新書)
定価: ¥ 714
販売価格: ¥ 714
人気ランキング: 23937位
おすすめ度:
発売日: 2005-11-16
発売元: PHP研究所
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

株の面白さを語る初心者向けの本
想定読者をはじめに決めて書かれていると思います。想定読者は株を始めたばかりで、株を通して見えるいろいろな経済の変化が面白くなってきて、さらに自分で理解のできる損をし始めた人たちです。そういう人たちに手にとってもらえるようにうまいタイトルがつけられています。

自慢話と決め付けが随所に見られますが、それを割り引いてもとてもわかりやすく読みやすい内容になっています。株で損をするのは当たり前のことなのですが、そういう苦い経験とその経験を基にした成長があってこそ、安定的に利益を上げられるようになります。

面白い失敗談とそこから得られた教訓が70ページあたりにあります。自分が調べて間違いないと思って購入した株をその道の大先輩の一言ですべて売ってしまうのです。その後、自分で選んだ株が暴騰してしまいました。ここで得られた経験として、

1.株でもうけようと思えば、「初志を貫くこと」

2.「忍耐には忍耐を重ねて途中で投げ出さないこと」

です。同じような例も他に出てきますが、徹底的に調べてこれだと思ったら、雑音に耳を貸さずにその道を行けばいいということは、株の世界に限らず通じるものがあると思います。反対に、表面上の情報に踊らされているうちは、大きな成長はないということです。


株式は精神修行の場
株を買う事は誰にもできるが株を安定した財産とするには時間と修行が必要である。
長年株式投資をやっている人は、多くの失敗と経験を繰り返し、そのプロセスの中で自分なりの投資スタイルを築いているものである。

株式投資で利益を得た時より、損した時の方が色々と学ぶ事ができ、その壁をのり超える事によりスキルアップしていくものである。そしてたいがい思惑は、外れる。だが、たまに当たる。
宝くじ、競馬、パチンコに似ているかもしれない?

株式投資をする前とした後では、株に関するイメージも変化する。経験を積んでいくと、株式投資は
損をして覚えるものだと思うようになり、損する事なしに利益を出し続ける事はできないと感じる。
資産運用をリスクをコントロールしながら、やっていく。損益書を作成する。

投資する事で利益を生み出す事ができる。企業もまたそうなのだと考えるようになり、物の視点も変化していく、そして、損という壁をのり超える事で精神修行にもなっている。これが株式の醍醐味でもある。

(この本は、やよみやすいので、株に対して悪いイメージや損する事に抵抗のある人にはお勧めである。)

邱永漢、年老いたり!
素晴らしい本で、投資に関するダイヤモンドのような警句に満ちている本なのですが、いただけないところが3つある。一つ目は「これからは日本ではない。中国だ」とやたらと中国投資を煽る点。共産党一党独裁の専制国家が日本より未来があるかのごとき吹きまくる著者の姿勢は「あばたもえくぼ」以外のナニモノでもない。2つ目は「どうしてそんなに中国、中国というのですか。インドもあるじゃないですか。ベトナムもあるでしょう」という極めてまっとうな疑問を「ただの思いつき」だの「真剣に投資を考えている人は、中国株投資で頭がいっぱいで余計なこと(インド、ベトナムなど)には頭が回らないはず」なんて、トンデモないことを言う点。三つ目はバブルで日本人が海外不動産投資に失敗したことを、あたかも島国国家日本のDNAに原因があるかのごとき妄説を偉そうに吐き散らかしている点。バブルはアメリカにもあったし英国にもあった。フランスにもあったし、オランダにもあった。みんな海外投資に失敗して大損している。中国人だって大損している。そもそも中国人が4千年の歴史的経験を積んだしたたたかな賢い民族なら、共産主義国家に転落することもなかったし、日本に侵略されることもなかったろうし、欧米に半植民地化されることもなかったでしょう。文化大革命なんてヴァカな政策も取らなかったでしょうし、大躍進政策なんてしなかったでしょう。「世界は常に中国を中心に回っている」とシナ人である邱永漢が思うのは勝手だが、説得力は全くないことも知っておくべきだな。邱も老いたということか。


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