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投資信託を読む

投資信託を読む
菊池 誠一
投資信託を読む
定価: ¥ 1,785
販売価格: ¥ 1,785
人気ランキング: 186967位
おすすめ度:
発売日: 2001-04
発売元: 日経BP社
発送可能時期: 通常4〜5日以内に発送

あなたは将来受け取る年金を自分で運用できるだろうか。
近い将来新しい企業年金制度「日本版401K方式」が導入されれば、それが現実のものとなる。そうした場合、年金運用の中核になるであろう投資信託、なかでも何十年という長期運用に適した株式投信を見極める目を養っておく必要がある、というのが本書の主題である。 著者は401Kプランの導入と同時に株式投信が爆発的に広まった90年代のアメリカと同様、日本でも「投資信託の爆発」が起こる可能性を指摘する。とはいえ、著者は短期的な金儲けのために投資信託を勧めているのではない。資産を自己責任のもとで守り増やしていく時代に、投資信託を生涯の資産運用にどのように生かしていくべきかを説いているのである。貯蓄商品だけではインフレ率に運用が追いつかないという社会状況を危惧してのことでもある。 著者はまず、2000年4月にバブル後の最高値を記録した日経平均の上昇に合わせて売り出された大型投信「ノムラ日本株戦略ファンド」を例に、2001年5月現在の日本の投資信託の現状を浮き彫りにし、今後の課題を提起している。
投資信託の種類と性格、メリットとデメリットといった基本的な問題も解説されているが、なんといっても魅力は3年前と比較したファンドの基準価格騰落率や成績上位投信の順位の変化、有力投信運用会社の状況など、さまざまなデータから投信選びのノウハウを指南していることである。業界関係者が深く触れたがらないコスト面について徹底的に分析されているし、また「大手証券会社系の運用会社だからといって、運用がうまいとは言えない」など利害関係のない大学教授ならではのシビアな意見が提示されている。資産形成のポイントやポートフォリオづくりについても、老後に必要な資金の計算方法や「残された時間と利回りの関係」など、実践に即してわかりやすく解説されている。(大角智美)

あなたの投資スタンスは?
あなたは投資を資産運用の一つの選択肢として、すでに始めているだろうか? それとも個別株にすべきか、投資信託にすべきか悩んでいるところだろうか? もし、どのファンドが買い、だとか具体的なアドバイスが欲しいのなら他を探したほうがいい。
本書は、まず投資の世界の基礎知識と、その世界に乗り出すにあたって持っておくべき基本的な投資スタンスを伝授してくれる本だ。2001年発行なので、取り巻く状況は変化しているが、その軸となっている部分は現在でも十分通用する。読了後、たぶんあなたは投資信託派になっているだろう。

投資信託をきちんと知りたい人に
投資信託を解説する本はいろいろとありますが、どちらかというと現在の投資信託に対して懐疑的な視点で、投資信託のいろいろな制度を解説しているという点で新鮮な本です。
結論として、アクティブ型のファンドよりもインデックス型のファンドのほうがよいというのはよくある説明なので新鮮味はないですが。
後半は投資信託に限らず、資産運用全般についてポイントを述べていますが、こちらは1つ下の本などと比べると、ちょっと中途半端な気がします(紙幅が限定されているので仕方がないと思いますが)。いっそのこと、全編投資信託で貫いてほしかったと個人的には思います。
「ウォール街のランダム・ウォーカー」や「インデックスファンドの時代」のような分厚い本を読むのはちょっと、という人に向いているのではないでしょうか。

最初に読むべき本
日本人による類書の多くが具体例に欠けていたり、余所の本からの引用が多い中で、著者実際に調べたことを元にした信頼性の高い入門書だ。巷によくある、ファンドを売る立場の人の著書でなく、購入者の立場に立っている点でも、最初に読むべき本として勧めたい。


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